その世界では、
名前と名前を並べれば「結婚」と呼ばれた。
想いがあるかどうかは、重要じゃない。
――はずだった。
新郎・粉雪。
新婦・包帯。
粉雪は腕を組み、無表情で前を見ている。
包帯は俯きながら、粉雪の袖をぎゅっと掴んでいた。
最前列。
ことね「……なんでこの二人が結婚してんの」
ゆなぴ「粉キモい🤮🤮🤮」
りりな「無理なんだけど」
優衣「粉雪きらい……」
まさこ「…………」
司会者「では、誓いの言葉を――」
粉雪「俺は包帯を俺のもんにします」
ことね「キモ」
包帯「……私は」
少し間が空く。
包帯「粉雪が好き」
空気が止まる。
粉雪「……俺も」
ざわっとする。
ことね「は?」
粉雪「包帯が好き」
りりな「意味わかんない」
ゆなぴ「粉キモい🤮🤮🤮」
優衣「無理……」
包帯は驚いた顔で粉雪を見る。
包帯「ほんと?」
粉雪「嘘つく意味ある?」
包帯の目が少し潤む。
包帯「粉雪の全
結婚物語
イオリ#雷神❤︎⚡︎
@mizunokonoba
部が好き。
荒らしてても、変でも、嫌われてても」
粉雪「包帯も」
粉雪「口悪いし、暴言ばっかだけど」
包帯「……」
粉雪「それでも一緒にいたい」
ことね「……」
ことね「正気とは思えない」
包帯は粉雪の手をぎゅっと握る。
包帯「みんなに嫌われてもいい」
粉雪「俺も」
粉雪「包帯がいればいい」
沈黙。
まさこ「…………」
ゆっくり立ち上がり、出口を指さす。
ことね「帰るわ」
りりな「付き合いきれない」
ゆなぴ「粉キモい🤮🤮🤮」
優衣「ごめん……無理……」
一人、また一人と去っていく。
残るのは、二人だけ。
粉雪「誰もいなくなったな」
包帯「うん」
粉雪「でもさ」
包帯「なに」
粉雪「結婚してよかった」
包帯「……私も」
祝福はない。
拍手もない。
それでも。
世界中に嫌われても、
二人はお互いを選んだ。
崩壊寸前なのは周りだけ。
粉雪と包帯の結婚は、
ちゃんと“成立”していた。
荒らしてても、変でも、嫌われてても」
粉雪「包帯も」
粉雪「口悪いし、暴言ばっかだけど」
包帯「……」
粉雪「それでも一緒にいたい」
ことね「……」
ことね「正気とは思えない」
包帯は粉雪の手をぎゅっと握る。
包帯「みんなに嫌われてもいい」
粉雪「俺も」
粉雪「包帯がいればいい」
沈黙。
まさこ「…………」
ゆっくり立ち上がり、出口を指さす。
ことね「帰るわ」
りりな「付き合いきれない」
ゆなぴ「粉キモい🤮🤮🤮」
優衣「ごめん……無理……」
一人、また一人と去っていく。
残るのは、二人だけ。
粉雪「誰もいなくなったな」
包帯「うん」
粉雪「でもさ」
包帯「なに」
粉雪「結婚してよかった」
包帯「……私も」
祝福はない。
拍手もない。
それでも。
世界中に嫌われても、
二人はお互いを選んだ。
崩壊寸前なのは周りだけ。
粉雪と包帯の結婚は、
ちゃんと“成立”していた。